at Basin Street / Clifford Brown and Max Roach




クリフォード・ブラウン - マックス・ローチ 双頭クインテット、1956年録音。

この録音の数ヶ月後、クリフォード・ブラウン、そして、
ピアノのリッチー・パウエル(バド・パウエルの弟さん)が自動車事故で亡くなってしまします。

クリフォード・ブラウンは、
本作がリーダーアルバムでは最後の録音、
そして、本作の約1ヶ月後、本作と同一メンバーでの吹き込みである、
ソニーロリンズのアルバム「Sonny Rollins Plus 4」が最後の録音となってしまったようです。
ただただ残念です。

本作では、クリフォード・ブラウンのトランペットが
一番存在感が大きな輝きを放っています。
華やかでブリリアントな響き、プレイは鋭さとあたたかみを兼ね備えています。
また、高音部の速いパッセージも途切れることなく、さらさらと流暢に吹き、とてつもないテクニックの高さは感嘆します。

テナーサックスは、前任のハロルド・ランドに変わりソニー・ロリンズ。
男らしさは相変わらずですが、いつものロリンズより曲線的な印象を持ちました。

クリフォード・ブラウンがのフレーズ・プレイスタイルがストレートですので、より曲線性が浮かびかがったのかもしれません。

リッチー・パウエルは、特有のバップフレーズと面白いリズムのアプローチがありますが、ちょっとぎこちなさもある印象。
録音の関係か、音もところどころ小さく残念です。

もう一人のリーダー、マックス・ローチですが
バンドサウンドを考えたドラミング、どっしり支えています。
スネアドラムのチューニングの関係か、いつも音がこもってる印象です。
特にラテンが顕著。

本録音で残念なのが、
ピアノや、特にベースの音が小さい・・・
ベースとピアノがバックで何をやっているか分からない。
(録音環境等が充実してなかったのでしょうか。)
ベースの音が小さくて、サウンドの躍動感やスイング感があまり感じられません。実際の音よりだいぶスケールが小さくなっているんじゃないかなぁ。
ほんと残念です。



Clifford Brown (tp)
Sonny Rollins (ts)
Richie Powell(p)
George Morrow (b)
Max Roach (d)




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